2020年12月21日

高校物理「電気」「電位」電位の和

高校物理「電気」「電位」電位の和

◆問題

原点をOとするxy平面上に点A(−a,0),点B(a,0),点C(0,a)がある。
点Aには−2Q[C],点BにはQ[C]の点電荷が固定されている。クーロンの法則の比例定数をk[N・m^2/C^2]、無限遠点における電位を0Vとして次の問いに答えよ。

(1) 点Cにおける電位を求めよ。


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、学校の授業の補習、定期テスト対策だけでなく、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


◆解説

電場の時と同じように、複数の電荷があり、それらによる電位を考えるときは重ね合わせを考えます。
電場はベクトルでしたが、電位はスカラーなので方向の情報はなく、単純にそれぞれの点電荷による電位を求めて合計するだけで重ね合わさった電位を求めることができます。

電位Vの公式は、電気量Q,距離r,比例定数kとして

V=k・Q/r

で表されます。
これに適切な値を代入して、合計すればOKですね!

というわけで、まずは点Aによる電位を求めてみましょう!

点A(−a,0)に−2Q[C]の電荷があり、点C(0,a)の電位を求めるので、まず距離rは、

r=√(a^2+a^2)=√(2a^2)=a√2

これらの値を公式に代入すると、

VA=k・(−2Q)/a√2

点B(a,0)には、Q[C]の電荷があり、rはさっきと同じくr=a√2なので、

VB=k・Q/a√2

これらが重ね合わされる、すなわち、単純に合計するので、求める電位は、

V=k・(−2Q)/a√2+k・Q/a√2
 =−kQ/a√2[V]


次の問題→別の点での電位


◆関連問題
静電気力、電場
電流と磁場


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN