2020年12月22日

高校物理「電気」「電位」点D(a/3,0)における電位

高校物理「電気」「電位」点D(a/3,0)における電位

◆問題

原点をOとするxy平面上に点A(−a,0),点B(a,0),点C(0,a)がある。
点Aには−2Q[C],点BにはQ[C]の点電荷が固定されている。クーロンの法則の比例定数をk[N・m^2/C^2]、無限遠点における電位を0Vとして次の問いに答えよ。

(1) 点Cにおける電位を求めよ。

(2) 点D(a/3,0)における電位を求めよ。


この記事では(2)を解説します。


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◆解説

(1)のときと同じように、それぞれの電荷による電位を求め、合計すればOKです!

つまり、電気量Q,距離r,比例定数kとして

V=k・Q/r

にそれぞれの値を代入して計算していきましょう!

点A,Bの電荷は変わりません。

点Dの座標は(a/3,0)なので、AD=a/3−(−a)=(4/3)a,BD=a−a/3=(2/3)aです。

それぞれ代入していきましょう!

VAD=k・(−2Q)/(4a/3)
  =3k・(−2Q)/4a
  =−3kQ/2a

VBD=k・Q/(2a/3)
  =3kQ/2a

これらを合わせたものが点Dにおける電位です。

VD=−3kQ/2a+3kQ/2a=0

ということで、点Dはちょうど電位がゼロになる点でした。


次の問題→電荷を移動するのに必要な仕事


◆関連問題
静電気力、電場
電流と磁場


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posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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