2021年01月09日

高校物理「電気」立方体の格子の合成抵抗

高校物理「電気」立方体の格子の合成抵抗

◆問題

立方体ABCD−EFGHの各辺にr[Ω]の抵抗をそれぞれ1つずつ計12本取り付けて電気回路を作った。点AとGを電源につないだところ、AからGに向かってI[A]の電流が流れたとき、次の問いに答えよ。

(1) AD,DH,HG間を流れる電流はそれぞれいくらか。

(2) AG間の電圧はいくらか。

(3) AG間の合成抵抗はいくらか。


この記事では(3)を解説します。


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、学校の授業の補習、定期テスト対策だけでなく、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


◆解説

(3)では、AG間の合成抵抗RAGを求めます。

AG間は、どの経路を通っても、抵抗の数も抵抗値も同じなので、全体を一つの抵抗とみなすことができます。

AG間にかかる電圧は、(2)で求めたように、(5/6)rI[V]です。

点Aに流れ込む電流はI[A]で、点Gから流れ出る電流もI[A]なので、AG間の格子全体にI[A]の電流が流れている。と考えることができますね。

つまり、「AG間の抵抗全体には、(5/6)rI[V]の電圧がかかり、I[A]の電流が流れている」わけです。
ここから合成抵抗を求めれば、オームの法則V=RIより

(5/6)rI=RAG・I

RAG=(5/6)r[Ω]


この問題の最初に戻る


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN