高校物理「電気」立方体の格子の合成抵抗
◆問題
立方体ABCD−EFGHの各辺にr[Ω]の抵抗をそれぞれ1つずつ計12本取り付けて電気回路を作った。点AとGを電源につないだところ、AからGに向かってI[A]の電流が流れたとき、次の問いに答えよ。
(1) AD,DH,HG間を流れる電流はそれぞれいくらか。
(2) AG間の電圧はいくらか。
(3) AG間の合成抵抗はいくらか。
この記事では(3)を解説します。
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◆解説
(3)では、AG間の合成抵抗RAGを求めます。
AG間は、どの経路を通っても、抵抗の数も抵抗値も同じなので、全体を一つの抵抗とみなすことができます。
AG間にかかる電圧は、(2)で求めたように、(5/6)rI[V]です。
点Aに流れ込む電流はI[A]で、点Gから流れ出る電流もI[A]なので、AG間の格子全体にI[A]の電流が流れている。と考えることができますね。
つまり、「AG間の抵抗全体には、(5/6)rI[V]の電圧がかかり、I[A]の電流が流れている」わけです。
ここから合成抵抗を求めれば、オームの法則V=RIより
(5/6)rI=RAG・I
RAG=(5/6)r[Ω]
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2021年01月09日
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