この記事では、2次式の因数分解の「たすきがけ」のやり方を解説します。
2x2+x−10
のように、xの2乗の項に係数がついているときに、たすきがけをする。と考えると良いです。
では、「たすきがけをする」というのは、具体的にどうすればいいでしょうか?
「2x2+x−10」の場合でやってみましょう!
@a,c,bの順に係数を書く
まず、少しスペースを取って、適当な長さの横線を書き、その下にax2+bx+cの係数をa,c,bの順に書きます。
スペース
――――――――――
2 −10 1
Aa,cの上に、それぞれの因数を書く
aの上には「掛けたらaになる2つの数」を、cの上には「掛けたらcになる2つの数」を書きます。
2 5
×
1 −2
――――――――――
2 −10 1
Bたすきに掛けて合計bになれば完成!
線の上に並んだ4の数のうち、左上と右下、左下と右上の組み合わせでかけ算をし、その結果をそれぞれbの数の上に書きます。
2 5= 5
×
1 −2=−4
――――――――――
2 −10 1
かけ算して出てきたbの上の数の合計がbの値と一致すれば、その組み合わせが正しい因数分解の係数と定数になる。というわけです。
この式の場合は、
2x2+x−10=(2x+5)(x−2)
となります!
なお、Aで書いた数の組み合わせが一発で合うとは限らないので、Bの段階で合わなかったら、Aに戻って別パターンを考えてまたBを試す。というように、慣れるまでは、AとBを何度も行ったり来たりする必要があると思います。最初はすごく大変に感じると思いますが、練習すれば、このくらいの数字ならすぐに見つかるようになります。しっかり練習しましょう!
数と式まとめ
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ラベル:数学