2021年01月23日

高校数学「場合の数・確率」1枚のコインを10回連続で投げるとき

高校数学「場合の数・確率」1枚のコインを10回連続で投げるとき

■ 問題

   「1枚のコインを10回連続で投げるとき、表が2回だけ出る確率を求めよ」


このときは何をすればよいでしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!


■ 選択肢


 @ 表が出る確率は1/2,裏が出る確率も1/2なので、1/2の10乗

 A 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
  更に、表が出るのは10回中2回だから、10C2を掛ける

 B 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
  更に、表が出るのは10回中2回だから、2/10を掛ける

 C 10回中2回が表だから、2/10


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、各大学の入試対策も行っています。過去問を中心に、基礎からやり直す人から医学部を目指す人まで、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。浪人生や社会人の再受験も基礎から丁寧に指導します!
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


■ 選択肢の解答

 A 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
  更に、表が出るのは10回中2回だから、10C2を掛ける

 まず、コインは(特に何も条件がなければ)表が出る確率も裏が出る確率も1/2です。
 表が2回出るのは1/2の2乗です。裏が8回出るのは1/2の8乗です。これらは同時に起こるので掛けて、1/2の10乗。と考えるのが基本です。
 ただし、これだけでは、「1回目と2回目が表、残りの8回が裏」などの、ある一つの特定の出方の確率を求めただけになってしまいます。
 2回の表の出方は、もちろん「1回目と2回目」の場合もありますが、「1回目と3回目」とか「2回目と5回目」とか、「9回目と10回目」かも知れませんね。これらの場合どれでも「10回中2回表」には違いありません。
 これらの表の出方が、「10回中2回」なので、10C2通りある。のです。


■ 解答解説

 いわゆる「反復試行」の問題ですね。前ページの解説では、1/2の10乗と
表と裏をまとめてしまいましたが、最初に立てる式としては、2乗と8乗に分けて書くのが普通です。

 (1/2)^2・(1/2)^8・10C2
=(1/2)^10・(10・9)/(2・1)
=(5・9)/2^10
=45/1024


この問題は次の書籍のP.45に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや、類題とその解答解説も掲載しています。



◆関連項目
順列・組み合わせ反復試行
場合の数・確率まとめ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 09:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN