■ 問題
「1枚のコインを10回連続で投げるとき、表が2回だけ出る確率を求めよ」
このときは何をすればよいでしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ 表が出る確率は1/2,裏が出る確率も1/2なので、1/2の10乗
A 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
更に、表が出るのは10回中2回だから、10C2を掛ける
B 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
更に、表が出るのは10回中2回だから、2/10を掛ける
C 10回中2回が表だから、2/10
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■ 選択肢の解答
A 表が2回、裏が8回だから、1/2の10乗。
更に、表が出るのは10回中2回だから、10C2を掛ける
まず、コインは(特に何も条件がなければ)表が出る確率も裏が出る確率も1/2です。
表が2回出るのは1/2の2乗です。裏が8回出るのは1/2の8乗です。これらは同時に起こるので掛けて、1/2の10乗。と考えるのが基本です。
ただし、これだけでは、「1回目と2回目が表、残りの8回が裏」などの、ある一つの特定の出方の確率を求めただけになってしまいます。
2回の表の出方は、もちろん「1回目と2回目」の場合もありますが、「1回目と3回目」とか「2回目と5回目」とか、「9回目と10回目」かも知れませんね。これらの場合どれでも「10回中2回表」には違いありません。
これらの表の出方が、「10回中2回」なので、10C2通りある。のです。
■ 解答解説
いわゆる「反復試行」の問題ですね。前ページの解説では、1/2の10乗と
表と裏をまとめてしまいましたが、最初に立てる式としては、2乗と8乗に分けて書くのが普通です。
(1/2)^2・(1/2)^8・10C2
=(1/2)^10・(10・9)/(2・1)
=(5・9)/2^10
=45/1024
この問題は次の書籍のP.45に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや、類題とその解答解説も掲載しています。
◆関連項目
順列・組み合わせ、反復試行
場合の数・確率まとめ
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ラベル:数学