高校化学「化学反応式と数量の関係」アセチレン3.9gと酸素11.2L
◆問題
アセチレン3.9gと酸素11.2Lを混合し、燃焼させた。反応終了後、反応せずに残る物質があればその名称と質量を答えよ。
解答はこのページ下に掲載します。
高校化学の実践力を養成するためにおすすめの市販問題集です。
高校化学「精講」シリーズ
アセチレンと酸素の反応は以下のように表されます。
2C2H2+5O2→4CO2+2H2O
この化学反応式の係数は、反応する個数の比すなわち、物質量の比を表します。
つまり、アセチレンと酸素は2:5の割合で反応し、二酸化炭素と水は4:2の割合で生じる。というわけです。
今回の問題では、質量と体積で数量が与えられていたので、それぞれ物質量に直していきましょう!
アセチレンはC2H2なので分子量は12×2+1×2=26です。
3.9gのアセチレンは、3.9/26=3/20=0.015[mol]です。
酸素は11.2Lなので、11.2/22.4=0.5[mol]です。
仮に酸素が全て使われるとすると、アセチレンは0.5×2/5=0.2[mol]必要になり、足りません。
アセチレンが全て使われたとき、酸素は0.15×5/2=0.375[mol]使われます。これなら足りてますね。
というわけで、アセチレンが全て使われ、酸素が残ります。
そして、その量は0.5−0.375=0.125[mol]です。
◆関連項目
アセチレンと酸素の化学反応式
炭化カルシウムと水の反応
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2021年02月27日
この記事へのコメント
コメントを書く
こんなヤツです
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN