2021年03月16日

高校数学「数列」anが負になるとき

高校数学「数列」anが負になるとき

先日発売した数列の書籍から1問ご紹介します。


■ 問題

  「 a1=200,d=−7の等差数列がある。anが負になる最小のnの値を求めよ。」


このときは何をすれば良いでしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!


■ 選択肢

 @ 一般項anを求める

 A 数列の和Snを求める

 B 平方完成をする

 C 微分して極値を求める


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■ 選択肢の解答

 @ 一般項anを求める

 聞いているのは「最小のnの値」ですが、等差数列anについて考えるので、まずは一般項anを求めるのが良いです。
 等差数列の一般項は、P9でも登場したように★an=a+(n−1)dです。



■ 解答解説

 まずは一般項を求めます。等差数列なので、an=a+(n−1)dに代入して、

an=200+(n−1)×(−7)
  =200−7n+7
  =−7n+207

この数列の値が負になるときを考えるので、−7n+207<0を解きます。

−7n+207<0
    −7n<−207
      n>207/7=29.4・・・.

この範囲で最も小さい整数は30なので、求めるnの値は30


この問題は次の書籍のP.25に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや計算式、類題とその解答解説も掲載しています。



◆関連項目
等差数列
一般項
数列まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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