2021年03月30日

高校化学「化学反応式と数量の関係」1.2gのアルミニウムと反応する硫酸

高校化学「化学反応式と数量の関係」1.2gのアルミニウムと反応する硫酸

◆問題

アルミニウムに希硫酸を加えると、水素が発生し、硫酸アルミニウムAl2(SO4)3を生じる。この反応について、次の問いに答えよ。

(1) この化学変化を化学反応式で表せ。

(2) 1.2gのアルミニウムと反応する硫酸は何gか。


解答はこのページ下に掲載します。


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(1) この化学変化を化学反応式で表せ。で、化学反応式は

2Al+3H2SO4→Al2(SO4)3+3H2

であることがわかりました。
化学反応式の係数は、反応する物質の個数の比、すなわち、物質量の比を表します。

今回は1.2gのアルミニウムと反応する硫酸の質量を求めます。

アルミニウムと硫酸は、係数から2:3の比で反応することがわかります。
この比は質量の比ではなく、物質量の比です。

だから、1.2gのアルミニウムは何molなのかを求める必要があります。

アルミニウムの原子量は27なので、

1.2/27=4/90=2/45[mol]

です。
アルミニウム:硫酸=2:3なので、反応する硫酸は、

(2/45)×(3/2)=3/45=1/15[mol]

とわかりますね。
硫酸の質量を聞いているので、1/15[mol]の硫酸は何gかを求めます。

硫酸の分子量は、1×2+32+16×4=98だから、

98×1/15=6.53…

有効数字を2桁とすれば、6.5g

となります。


次の問題→標準状態で1.4Lの水素を得るとき


◆関連項目
アセチレンと酸素の反応
炭化カルシウムと水の反応


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posted by えま at 15:00| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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