2021年03月31日

高校化学「化学反応式と数量の関係」アルミニウムと希硫酸の反応で1.4Lの水素を得るとき

高校化学「化学反応式と数量の関係」アルミニウムと希硫酸の反応で1.4Lの水素を得るとき

◆問題

アルミニウムに希硫酸を加えると、水素が発生し、硫酸アルミニウムAl2(SO4)3を生じる。この反応について、次の問いに答えよ。

(1) この化学変化を化学反応式で表せ。

(2) 1.2gのアルミニウムと反応する硫酸は何gか。

(3) 標準状態で1.4Lの水素を得るために必要なアルミニウムは何gか。


解答はこのページ下に掲載します。


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(1) この化学変化を化学反応式で表せ。で、化学反応式は

2Al+3H2SO4→Al2(SO4)3+3H2

であることがわかりました。
化学反応式の係数は、反応する物質の個数の比、すなわち、物質量の比を表します。

今回は「1.4Lの水素を得るために必要なアルミニウムの質量」を求めます。

気体は種類にかかわらず、標準状態で1mol=22.4Lです。

1.4Lの水素は、1.4/22.4=14/224=1/16[mol]ですね。

化学反応式より、アルミニウム:水素=2:3だから、求めるアルミニウムの物質量をx[mol]とすると、

2:3=x:1/16
 3x=2/16
  x=1/24[mol]

です。

アルミニウムの原子量は27なので、1/24[mol]=27/24=9/8[g]となります。

有効数字を2桁とすると、

9/8=1.125≠1.1g


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◆関連項目
アセチレンと酸素の反応
炭化カルシウムと水の反応


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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