高校化学「化学反応式と数量の関係」アルミニウムと希硫酸の反応で1.4Lの水素を得るとき
◆問題
アルミニウムに希硫酸を加えると、水素が発生し、硫酸アルミニウムAl2(SO4)3を生じる。この反応について、次の問いに答えよ。
(1) この化学変化を化学反応式で表せ。
(2) 1.2gのアルミニウムと反応する硫酸は何gか。
(3) 標準状態で1.4Lの水素を得るために必要なアルミニウムは何gか。
解答はこのページ下に掲載します。
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高校化学「精講」シリーズ
(1) この化学変化を化学反応式で表せ。で、化学反応式は
2Al+3H2SO4→Al2(SO4)3+3H2
であることがわかりました。
化学反応式の係数は、反応する物質の個数の比、すなわち、物質量の比を表します。
今回は「1.4Lの水素を得るために必要なアルミニウムの質量」を求めます。
気体は種類にかかわらず、標準状態で1mol=22.4Lです。
1.4Lの水素は、1.4/22.4=14/224=1/16[mol]ですね。
化学反応式より、アルミニウム:水素=2:3だから、求めるアルミニウムの物質量をx[mol]とすると、
2:3=x:1/16
3x=2/16
x=1/24[mol]
です。
アルミニウムの原子量は27なので、1/24[mol]=27/24=9/8[g]となります。
有効数字を2桁とすると、
9/8=1.125≠1.1g
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◆関連項目
アセチレンと酸素の反応
炭化カルシウムと水の反応
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2021年03月31日
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