先日発売した数列の書籍から1問ご紹介します。
■ 問題
「 自然数の列を次のように、第n群にはn個の数が入るようにする。
1|2,3|4,5,6|7,8,9,10|11,……
このとき、第n群の最初の項を求めよ。」
このときは、第n群までの最初の項を取り出して数列とみなして解くことも
できますが、他にはどんな方法が可能でしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ 第1群から第(n−1)群までに何個の数があるか求める
A 自然数の列を区切ると等比数列になるので、等比数列の公式を使う
B 自然数の列は等差数列なので、普通に等差数列の公式を使う
C どれでもない
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、各大学の入試対策も行っています。過去問を中心に、基礎からやり直す人から医学部を目指す人まで、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。浪人生や社会人の再受験も基礎から丁寧に指導します!
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
■ 選択肢の解答
@ 第1群から第(n−1)群までに何個の数があるか求める
第n群の最初の項は、第(n−1)群の最後の項の次の項ですね。だから、第(n−1)群までに何個の数(項)があるかわかれば、それに1を足せばOK!というわけです。
■ 解答解説
第n群の最初の項を求めるには、第(n−1)群までの項数を求める必要があります。「第n群にはn個の数が入る」ので、第1群には1個の数が入り、第2群には2個の数が入り、第3群には3個、第4群には4個……となっていくので、第(n−1)群までの項数は、1からn−1までの和になります。
つまり、第(n−1)群までには、
Σ[k=1〜n-1]k=(1/2)n(n−1)
だけの数があり、第(n−1)群の最後の項は(1/2)n(n−1)であることがわかります。これに1を足したのが第n群の最初の項なので、求める数は、
(1/2)n(n−1)+1=n^2/2−n/2+1
これで終わりでも構いませんが、さらに(1/2)でくくると模範的です。
=(1/2)(n^2−n+2)
この問題は次の書籍のP.45に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや計算式、類題とその解答解説も掲載しています。
◆関連項目
群数列
数列まとめ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学