2021年04月28日

中学数学「展開」「因数分解」(x+a)(x−a)=x−a

中学数学「展開」「因数分解」(x+a)(x−a)=x−a


中学数学では、基本的に以下の公式が使えれば大丈夫です。

★ 展開・・・(x+a)(x+b)=x+(a+b)x+ab
★ 因数分解・・・x+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)

★ 展開・・・(x+a)(x−a)=x−a
★ 因数分解・・・x−a=(x+a)(x−a)

★ 展開・・・(a+b)=a+2ab+b
★ 因数分解・・・a+2ab+b=(a+b)


◆◆ 2乗引く2乗の展開・因数分解 ◆◆

この記事では、これらの展開・因数分解の公式のうち、「2乗引く2乗」のパターンの公式を取り上げます。

★ 展開・・・(x+a)(x−a)=x−a
★ 因数分解・・・x−a=(x+a)(x−a)


◆◆ 数字は同じで符号だけ違うならこのパターン ◆◆

まずは展開の場合について考えます。

(x+a)(x+b)のときと同じく「足したらxの係数、掛けたら定数項」と考えてみると、

(x+a)(x−a)=x+(a−a)x+a×(−a)
       =x+0x−a
       =x−a

aと−aだから、足したらゼロ、掛けたら−aですよね。
このように、数字の部分が同じで符号だけ違う場合に、このパターンになります。

この場合の特別な公式と考えなくても、展開は全く問題なくできる人が多いと思います。
でも、公式で一発でできた方が速いし楽ですし、因数分解をするためには公式としてわかっていないとツラいです。


★ 展開・・・(x+a)(x−a)=x−a


◆◆ 2乗引く2乗ならこのパターン ◆◆

そして、この逆が因数分解です。

何かの2乗から何かの2乗を引いている形になっているときは、

★ 因数分解・・・x−a=(x+a)(x−a)

このように因数分解することができます。

普通の「掛けてa,足してb」のパターンに慣れてくると、このパターンの場合に「項が2つしかない!やばい!わかんない!」となってしまう人が多いです。項が2つしかない場合の因数分解は、中学ではほとんどこの「2乗引く2乗」になります。わからなくなったときは、「もしかして、これって何かの2乗かな?」と考えてみると解決するかも?


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◆関連項目
因数分解の手順
+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)
(a+b)=a+2ab+b
展開・因数分解まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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