2021年04月29日

中学数学「展開」「因数分解」(a+b)=a+2ab+b

中学数学「展開」「因数分解」(a+b)=a+2ab+b


中学数学では、基本的に以下の公式が使えれば大丈夫です。

★ 展開・・・(x+a)(x+b)=x+(a+b)x+ab
★ 因数分解・・・x+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)

★ 展開・・・(x+a)(x−a)=x−a
★ 因数分解・・・x−a=(x+a)(x−a)

★ 展開・・・(a+b)=a+2ab+b
★ 因数分解・・・a+2ab+b=(a+b)


◆◆ カッコの2乗の展開・因数分解 ◆◆

この記事では、これらの展開・因数分解の公式のうち、「カッコの2乗」のパターンの公式を取り上げます。

★ 展開・・・(a+b)=a+2ab+b
★ 因数分解・・・a+2ab+b=(a+b)


◆◆ 真ん中は掛けて2倍 ◆◆

展開はカッコを外すので、公式を使わなくても分配法則で何とかなりますし、

「2乗は同じ数を2回掛ける」ので、(a+b)=(a+b)(a+b)と考えて、普通に展開しても全く問題ありません。

でもやはり、この場合の特別な公式として扱えた方が速いし、確実なので、この公式も使えるに越したことはありません。

★ 展開・・・(a+b)=a+2ab+b

「最初と最後は2乗」「真ん中は掛けて2倍」と考えるとわかりやすいと思います。


◆◆ 最初と最後は2乗、真ん中は掛けて2倍 ◆◆

このパターンの因数分解は、中学では公式を使うと考えないと厳しいと思います。最初の数にも係数がついていることも多く、その場合は、普通の「掛けてb,足してa」に当てはまらないからです。

★ 因数分解・・・a+2ab+b=(a+b)

やはり展開の逆なので、「最初と最後が何かの2乗」「真ん中は掛けて2倍」と考えます。
このような数字の組み合わせになっているときは、カッコの2乗の公式に従って因数分解します。

中学数学の因数分解で、xの2乗に係数がついてる場合は、この「カッコの2乗」の他には、「2乗引く2乗」や「共通因数でくくる場合」があります。数字の組み合わせをしっかり考えて、どのパターンになるか判断できるようにしましょう!


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◆関連項目
因数分解の手順
+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)
(x+a)(x−a)=x−a
展開・因数分解まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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