2021年05月14日

高校物理「気体の状態変化」「定積変化」温度が上がったときに気体が得た熱量

高校物理「気体の状態変化」「定積変化」温度が上がったときに気体が得た熱量

容積の変化しない容器内に、n[mol]の単原子分子からなる理想気体が入れられている。容器にはヒーターが備えられていて、容器内の気体の温度を調整することができる。ヒーターから熱を与え、気体の温度をT0[K]から4T0[K]に上昇させた。このとき次の問いに答えよ。ただし、外部の圧力は一定で、気体定数はR[J/(mol・K)]とする。

(1) ヒーターが容器内の気体に与えた熱量を求めよ。


「容積の変化しない容器」なので、気体の体積は変化しません。


解き方の習得におすすめの問題集です。



気体の体積が変化しないということは、気体は外部に仕事をしないし、されない。つまり、得た熱量は全て気体の内部エネルギーの増加になる。と考えられます。

気体の内部エネルギーは

U=(3/2)nRΔT

で表されます。

温度はT0から4T0まで変化したので、ΔT=4T0−T0=3T0ですね。
これを代入すると、

U=(3/2)nR・3T0
 =(9/2)nRT0[J]


次の問題→(1)の結果を用いて、定積モル比熱を求める


◆関連問題
定積変化断熱変化内部エネルギー状態方程式


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posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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