2021年05月18日

高校物理「気体の状態変化」p−VグラフB

高校物理「気体の状態変化」p−VグラフB

◆問題

単原子分子からなる理想気体を容器に入れ、図のように圧力pと体積VをA→B→C→Aの順にゆっくりと変化させた。Aの温度は200K,BC間の温度は一定であり、気体定数を8.3J/(mol・K)とするとき、次の問いに答えよ。

(1) この気体の物質量は何molか。

(2) AB間で気体が吸収した熱量は何Jか。

(3) CA間で気体がされた仕事は何Jか。


この記事では(3)を解説します。


※図から読み取れる値とグラフの形を説明しておきます。

A・・・p=1.0×10^5[Pa],V=8.3×10^(-3)[m^3]
B・・・p=2.0×10^5[Pa],V=8.3×10^(-3)[m^3]
C・・・p=1.0×10^5[Pa],V=16.6×10^(-3)[m^3]

AB間とCA間は直線、BC間は曲線になっています。


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、学校の授業の補習、定期テスト対策だけでなく、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


◆解説

CA間では、体積が減少しているので、気体はその分仕事をされている。と考えられます。

圧力は1.0×10^5[Pa]で一定、体積は16.6×10^-3[m^3]から8.3×10^-3[m^3]に減少しました。

この体積の変化分が、された仕事の分だ。というイメージです。

W=−pΔVに代入して、

W=−1.0×10^5×(8.3×10^-3−16.6×10^-3)
 =−1.0×10^5×(−8.3×10^-3)
 =8.3×10^2[J]


次の問題→(4) BC間におけるpとVの関係式


◆関連問題
定積変化断熱変化内部エネルギー状態方程式


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 21:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN