昨日発売した10秒でわかる高校数学1A「数と式」の考え方から1問ご紹介します。
■ 問題
「次の式を因数分解せよ。
2x^2−xy−y^2−7x+y+6」
このときはまず最初に何をすればいいでしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ 2x^2−xy−y^2の部分を因数分解する
A xについて降べきの順に整理する
B xでくくる
C yでくくる
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、各大学の入試対策も行っています。過去問を中心に、基礎からやり直す人から医学部を目指す人まで、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。浪人生や社会人の再受験も基礎から丁寧に指導します!
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
■ 選択肢の解答
A xについて降べきの順に整理する
このように、xもyも様々な種類の項を含む、いわば「フルコース」の2次式の場合、xについて降べきの順に整理し、まずは定数項(yなどを含む項)を因数分解してみると上手くいくことがあります。
とにかく全ての項をかっこの中に入れるのが因数分解なので、共通する部分ができるようにしたり、公式を適用しやすく変形する。という方針です。
■ 解答解説
まずは与式を降べきの順に整理すると、
2x^2−xy−y^2−7x+y+6
=2x^2+(−y−7)x+(−y^2+y+6)
=2x^2−(y+7)x−(y^2−y−6) ←マイナスでくくった
=2x^2−(y+7)x−(y+2)(y−3) ←定数項を因数分解した
ここでこの式全体をxの2次式と捉えて、たすきがけをします。
難しく見えると思いますが、掛けて(y+2)(y−3)になるのは、
(y+2)と(y−3)なので、意外とパターンが限られています。
1 −(y+2) = −2y−4
×
2 y−3 = y−3
―――――――――――――――――――
2 −(y+2)(y−3) −(y+7)
={x−(y+2)}(2x+y−3)
=(x−y−2)(2x+y−3)
この問題は次の書籍のP.17に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや見やすい計算式、類題とその解答解説も掲載しています。
◆類題
3x^2+y^2−4xy−x+3y−4の因数分解
数と式まとめ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学