高校化学(用語)「酸化カルシウム」「水酸化カルシウム」
★酸化カルシウム(Calcium oxide)
・白色の固体で、生石灰とも呼ばれる。化学式は「CaO」
・塩基性酸化物なので、塩酸と反応して水を生じる。CaO+2HCl→CaCl2+H2O
・水と反応して発熱し、水酸化カルシウム(消石灰)を生じる。CaO+H2O→Ca(OH)2
・吸湿性があるので、乾燥剤としても用いられる。
・炭酸カルシウムCaCO3を強熱して得られる。CaCO3→CaO+CO2
★水酸化カルシウム(Calcium hydroxide)
・白色の粉末で、消石灰とも呼ばれる。化学式は「Ca(OH)2」
・水酸化カルシウムの飽和水溶液が「石灰水」で、石灰水はCO2の検出に使われる。Ca(OH)2+CO2→CaCO3+H2O
・酸化カルシウムと水の反応で得られる。CaO+H2O→Ca(OH)2
・さらし粉Ca(ClO)2・2H2Oの原料。
アンモニアソーダ法(ソルベー法)の反応経路に、炭酸カルシウムの強熱、酸化カルシウムと水の反応が含まれていることも把握しておくと良いと思います。
◆関連項目
ナトリウムの化合物
炭酸カルシウム、カルシウムとマグネシウム、アルカリ土類金属
典型金属元素まとめ
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2021年05月21日
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