先日発売した10秒でわかる高校数学1A「数と式」の考え方から1問ご紹介します。
■ 問題
「1/(2−√3)の整数部分aと小数部分bを求めよ。」
この問題での「整数部分」「小数部分」とは何でしょうか?
あまり悩まず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ 整数は1と2。小数は√3
A 1/(2−√3)の式の値のうち、小数点以上の部分が整数部分、
小数点以下の部分が小数部分
B 小数になるのは√3なので、整数部分は1,小数部分は√3−1
C 小数になるのは2−√3なので、整数部分は2,小数部分は−√3
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■ 選択肢の解答
A 1/(2−√3)の式の値のうち、小数点以上の部分が整数部分、
小数点以下の部分が小数部分
一般に、小数を用いて表される数の、
・小数点以上の部分が「整数部分」
・小数点以下の部分が「小数部分」
です。つまり、小数部分は、もとの数から整数部分を引いたものになります。
例えば、√2=1.414…なので、√2の整数部分は1,小数部分は√2−1です。
■ 解答解説
まずは、値を調べやすい形に変形します。つまり有理化します。
1/(2−√3)=(2+√3)/{(2−√3)(2+√3)}
=(2+√3)/(4−3)
=2+√3
1<√3<2なので、3<2+√3<4ですね。
つまり、2+√3=3.……という小数になります。
ならば、整数部分a=3ですね。
そして、整数部分を引いた残りが小数部分なので、
b=2+√3−3
=√3−1
この問題は次の書籍のP.53に掲載されています。書籍では、間違いの選択肢のコメントや見やすい計算式、類題とその解答解説も掲載しています。
◆類題
絶対値を含む方程式(基本)
絶対値を含む方程式(やや難しい)
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ラベル:数学