2021年06月10日

中学数学「平方根」「有理数・無理数」1.414は無理数か?

中学数学「平方根」「有理数・無理数」

  有理数とは分数で表せる数
  無理数とは分数で表せない数

です。

たとえば、1,2,3,…などの自然数、−1,−2,−3,…などの負の整数は、全て分母が1の分数に直すことができるので有理数です。
もともと分数の1/2,1/3,1/4,…などももちろん有理数です。
0.1,0.2,0.3,…などの小数も分数に直すことができるので有理数です。

一方、√2,√3,√5などの、ルートを使わないと表せない数は、分数に直すことができないので、無理数です。

√4は、√4=2なので、整数に直せるということは分数にもなり、有理数です。同様に、√9,√16,√25,…も有理数です。


少し意地悪な(?)問いとしては、「1.414は有理数か無理数か?」などがあります。

「1.414って√2だったよね。√2は無理数だから、1.414も無理数」
・・・と答えてしまう人も多いと思いますが、これは間違いです。

√2の近似値を4桁で表すと1.414ですが、正確には√2は1.414ではありません。
√2は、1.41421356…と限りなく続きます。限りなく不規則に続くので分数で表すことができないから√2は無理数です。

1.414という小数は√2の近似値として使われる数ですが、√2ではなく、分数で表すことができます。

1.414=1414/1000=707/500

だから、1.414は有理数です。


同様に、

√3は無理数ですが、1.732は有理数。
πは無理数ですが、3.14は有理数。

となります。

しっかり考えて、意地悪な出題にだまされないようにしましょう!


平方根まとめ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 17:00| Comment(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN