高校物理「浮力」水中の金属球を支える糸の張力
◆問題
水の入っている容器に、糸でつり下げられた質量8.0×10−2kg、体積1.0×10−5m3の金属球を入れるとき、次の問いに答えよ。ただし、水の密度を1.0×103kg/m3,重力加速度の大きさを9.8m/s2とする。
(1) 金属球が受ける浮力の大きさを求めよ。
(2) 糸の張力の大きさを求めよ。
この記事では(2)を解説します。
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◆解説
金属球が水中で静止しているのはなぜかというと、金属球にかかる力がつり合っているからですね。
金属球には、まず重力がかかり、それを糸と浮力で支えている。と考えることができます。
ということは、重力と浮力の差が糸の張力になります。
浮力は(1)で求めたように、9.8×10−2Nです。
重力はW=mgなので、
W=8.0×10−2×9.8
=0.784[N]
です。
これらの差が張力Tというわけです。
T=0.784−9.8×10−2
=0.784−0.098
=0.686
有効数字を2桁とすれば、T=0.69N
ですね!
前の問題→浮力の大きさ
◆関連項目
圧力、重力
力〜エネルギーまとめ
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2021年07月02日
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