2021年07月02日

高校物理「浮力」水中の金属球を支える糸の張力

高校物理「浮力」水中の金属球を支える糸の張力

◆問題

水の入っている容器に、糸でつり下げられた質量8.0×10−2kg、体積1.0×10−5の金属球を入れるとき、次の問いに答えよ。ただし、水の密度を1.0×10kg/m,重力加速度の大きさを9.8m/sとする。

(1) 金属球が受ける浮力の大きさを求めよ。

(2) 糸の張力の大きさを求めよ。


この記事では(2)を解説します。


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◆解説

金属球が水中で静止しているのはなぜかというと、金属球にかかる力がつり合っているからですね。

金属球には、まず重力がかかり、それを糸と浮力で支えている。と考えることができます。

ということは、重力と浮力の差が糸の張力になります。

浮力は(1)で求めたように、9.8×10−2です。

重力はW=mgなので、

W=8.0×10−2×9.8
 =0.784[N]

です。
これらの差が張力Tというわけです。

T=0.784−9.8×10−2
 =0.784−0.098
 =0.686

有効数字を2桁とすれば、T=0.69N

ですね!


前の問題→浮力の大きさ


◆関連項目
圧力重力
力〜エネルギーまとめ


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posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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