高校物理「単振動」2つの物体が接触しているとき@
◆問題
水平でなめらかな床に対して垂直な壁が設置されている。ばね定数kのばねの一端をこの壁に固定し、他端に質量Mの物体Aをつけ、なめらかな床の上を運動させることを考える。
このばねを自然長からaだけ縮め、質量mの物体Bを物体Aと接触させて置き、手で押さえて静止させる。時刻t=0で静かに手を離すとき、次の問いに答えよ。
(1) 手を離すとまず物体Aと物体Bは一体となった動き、ある瞬間から物体Bは離れて床の上を滑っていった。このときの、ばねの伸びを求めよ。
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◆解説
静かに手を離すと、物体Aはばねに押されて動き出します。すると、物体Bは物体Aに押されて動きます。
物体Aが物体Bを押している間は、これら2つの物体は接触したままですね。
つまり、物体Aが物体Bを押さなくなったときが、物体Bが離れるときです。
物体Aはばねに押されるので、結局は、ばねが物体Aを押さなくなったときに、物体Bは離れる。ということができます。
ばねは自然長より長くなると当然、戻ろうとする力がはたらきます。
だから、自然長になった瞬間にBが離れる。というわけです。
よって、離れるときのばねの伸びは0です。
◆関連項目
ばね定数kの鉛直ばね振り子
単振動まとめ
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2021年07月08日
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