2021年07月12日

高校物理「単振動」電車の中の単振り子A

高校物理「単振動」電車の中の単振り子A

◆問題

長さlの糸の一端に質量mのおもりをつけて、これを電車の天井につるして単振り子とする。重力加速度の大きさをgとして次の問いに答えよ。

(1) 電車が水平方向に等速度で走行しているとき、おもりを振動させずに静止させるならば、糸と鉛直方向とのなす角θを求めよ。また、この状態から、単振り子を小さく振らせたときの周期Tを求めよ。

(2) 電車が右方向に一定の加速度aで走行しているとき、鉛直方向と振動の中心とのなす角をθとして、tanθの値を求めよ。


この記事では(2)を解説します。


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◆解説

電車が加速度運動をしているときは、おもりは加速度と反対方向に慣性力を受けます。

この問題では加速度は右向きにaなので、おもりは左向きにmaの慣性力を受けます。

おもりの運動状態にかかわらず、おもりは重力を受けるので、鉛直下向きにmgの力を受け続けています。

これらの力があるのにおもりが単振動をしているということは、これらの力とつり合う力で糸がおもりを引っ張っている。ということができます。

振動の中心でちょうど力がつり合うので、

tanθ=ma/mg
   =a/g


電車が加速度運動をしていなければa=0だからtanθ=0、加速度が大きくなればθが大きくなるのだからaは分子にくる。という関係性を理解しておくと、確信を持って答えられると思います。


次の問題→このときの周期


◆関連項目
ばね定数kの鉛直ばね振り子
単振動まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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