高校物理「等速円運動」「万有引力」地上の物体の遠心力@
◆問題
地球の自転の周期をT,半径をRとするとき、次の問いに答えよ。
(1) 地球の表面上の緯度θの位置に、質量mの物体があるとき、この物体が受ける遠心力の大きさ求めよ。
解答解説はこのページ下
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◆解説
地球の自転によって、地上の物体は等速円運動をしていると考えることができます。
等速円運動をしているならば、もちろん等速円運動の公式を使うことができます。
自転の周期Tが与えられているので、まずは周期の式を思い出してみると、
T=2π/ω
ですね。
角速度ωはこの問題では与えられていないので、ωを消去することを考えます。
ωについて解くと、
ωT=2πだから、ω=2π/T
遠心力と向心力がつり合っているとき等速円運動をするので、F=mrω^2を使います。
緯度θの位置での回転半径は、直角三角形を作って考えると、Rcosθですね。
というわけで、F=mrω2に、r=Rcosθ,ω=2π/Tを代入して、
F=mRcosθ(2π/T)2
=mRcosθ(4π2/T2)
=4π2mRcosθ/T2
次の問題→赤道上の物体と北極上の物体を比べる
◆関連項目
等速円運動
円運動・単振動・万有引力まとめ
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2021年07月15日
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