高校化学「有機化合物」「炭化水素の分子式の決定」

高校化学「有機化合物」「炭化水素の分子式の決定」

◆問題

ある炭化水素３．０ｍｏｌを完全燃焼させたところ、９．０ｍｏｌの二酸化炭素が得られた。また、この炭化水素２．０ｍｏｌに水素を付加させると、４．０ｍｏｌが吸収された。この炭化水素の分子式を求めよ。


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◆解答

「３．０ｍｏｌの炭化水素を完全燃焼させると、９．０ｍｏｌの二酸化炭素が得られた」ことから、

この炭化水素の炭素数は３であることがわかります。

炭化水素の物質量の３倍の二酸化炭素が得られるのだから、もともとの炭化水素１個には３個の炭素が含まれている。というわけですね。


「２．０ｍｏｌの炭化水素に４．０ｍｏｌの水素が付加した」ということから、

もともとの炭化水素１個に水素分子２個が付加することがわかります。
水素分子２個は水素原子４個なので、もともとの炭化水素には「うで」４つ分の余裕がある。ことがわかります。

炭素数３の飽和炭化水素はＣ3Ｈ8なので、うで４つ分水素を減らすと、

Ｃ3Ｈ4

となります。


ちなみにこれは、二重結合が２つまたは三重結合が１つですね。


◆関連項目
脂肪族炭化水素


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