2021年08月19日

中学理科「濃度」濃度40%の塩酸を薄めて2%にする

中学理科「濃度」

◆問題

濃度40%の塩酸が20gある。この塩酸を水で薄めて2%の塩酸を作りたい。水を何g加えれば良いか求めよ。


◆解答解説

濃度の計算の問題です。
理科の場合、計算が出てきた時点で問答無用でパス!という人も多いかと思いますが、濃度の計算は数学との共通分野でもあるので、これができるようになれば一石二鳥ですよ!安易に諦めず、できることをやっていきましょう!

濃度の問題では、溶けている物質つまり溶質の質量を表すことが大切です。

「塩酸」はHClの水溶液で、「40%の塩酸」は、水溶液の質量20gのうち40%がHClである。ということです。
20gの40%は、

20×(40/100)

で表すことができますね。


薄めた後の水溶液についても同様に考えてみましょう!

水は何g加えるかわからないのでxgとしておきます。

20gの塩酸にxgの水を加えると、合計で何gでしょうか?
もちろん、(20+x)gですね!

「水を加えて2%にする」ので、(20+x)gの2%がHClである。ということができます。
つまり、含まれるHClの質量は、

(20+x)×(2/100)

と表すことができますね。


水を加えても含まれるHClの質量は変わらないので、水を加える前の20×(40/100)と、水を加えた後の(20+x)×(2/100)は等しいはずです。
等しいならイコールで結ぼう!と考えて、

(20+x)×(2/100)=20×(40/100)

このような方程式ができました。
あとは普通に計算です。
まずは両辺に100を掛けると、

(20+x)×2=20×40

カッコを外して移項などをしていけば・・・

40+2x=800
   2x=800−40
   2x=760
    x=380

ということで、水は380g加えればよい。とわかりました!


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posted by えま at 17:00| Comment(0) | 中学理科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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