2021年08月22日

高校物理「熱力学」2つの容器が細い管でつながれているとき@

高校物理「熱力学」2つの容器が細い管でつながれているとき@

◆問題

容積が6.0Lの容器Aと容積が3.0Lの容器Bが、コックを備えた細い管でつながれている。はじめ、コックは閉じられていて、容器Aには温度27℃、圧力1.0×10^5Pa、容器Bには温度27℃、圧力2.5×10^5Paの空気が入れられている。気体定数を8.3J/(mol・K)、細い管の容積は無視するとして、次の問いに答えよ。

(1) 容器A,Bの気体の物質量はそれぞれ何molか求めよ。


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◆解説

容器AもBも、温度、圧力、体積がわかっていて、気体定数も与えられています。
そんなときは、気体の状態方程式が使えますね!

pV=nRT

単位を合わせて代入する必要があるという点に注意して代入しましょう!
pはPa,Vはm^3(立方メートル)、Tは絶対温度です。

容器Aについては、p=1.0×10^5Pa,V=6.0L=6.0×10^(-3)m^3,T=27+273=300Kですね。
さらに、気体定数は8.3です。これらを代入すると、

(1.0×10^5)×6.0=n×8.3×300

これをnについて解けば、

n=6.0×10^(-3)×10^5/8.3×300
 =2.0/8.3   ←約分した
 ≒0.24[mol]


容器Bについても同様に、

2.5×10^5×3.0×10^(-3)=n×8.3×300

n=2.5×3.0×10^2/(8.3×300)
 =2.5/8.3
 ≒0.30[mol]


次の問題→コックを開いたとき


熱力学まとめ


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posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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