2021年08月25日

高校物理「波動」「ドップラー効果」観測者のみが移動するとき

高校物理「波動」「ドップラー効果」観測者のみが移動するとき

◆問題

水平面上で静止した音源が、振動数680Hzの音を出している。観測者が速さ10m/sで音源の左から近づき、そのままの速さで音源のすぐそばを右へ通り過ぎていくとき、この観測者が近づくときに聞く音の振動数と、通り過ぎて音源から遠ざかるときに聞く音の振動数を求めよ。ただし、音速を340m/sとする。


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◆解説

ドップラー効果の問題ですね。
観測者が聞く音の振動数をf',音源の振動数をf,音速をV,音源の速度をvs,観測者の速度をvoとすると、

f'={(V−vo)/(V−vs)}f

の式が成り立ちます。

今回の問題では音源は動かないので、vs=0です。そして音源の振動数はf=680ですね。
これらは近づくときも遠ざかるときも共通です。

観測者が近づくときは、観測者が聞く音の波の進行方向と、観測者の進行方向が反対なので、V=340,vo=−10を代入します。

f'=[{(340−(−10)}/(340−0)]×680
 =(350/340)×680
 =350×2
 =700

近づくときに観測者が聞く音の振動数は700Hzとなります。

遠ざかるときは、観測者が聞く音の波の進行方向と、観測者の進行方向が同じなので、V=340,vo=10を代入します。

f'={(340−10)/(340−0)}×680
 =(330/340)×680
 =330×2
 =660

というわけで、遠ざかるときに観測者が聞く音の振動数は660Hzです。


波動まとめ


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posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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