高校物理「波動」「ドップラー効果」観測者のみが移動するとき
◆問題
水平面上で静止した音源が、振動数680Hzの音を出している。観測者が速さ10m/sで音源の左から近づき、そのままの速さで音源のすぐそばを右へ通り過ぎていくとき、この観測者が近づくときに聞く音の振動数と、通り過ぎて音源から遠ざかるときに聞く音の振動数を求めよ。ただし、音速を340m/sとする。
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◆解説
ドップラー効果の問題ですね。
観測者が聞く音の振動数をf',音源の振動数をf,音速をV,音源の速度をvs,観測者の速度をvoとすると、
f'={(V−vo)/(V−vs)}f
の式が成り立ちます。
今回の問題では音源は動かないので、vs=0です。そして音源の振動数はf=680ですね。
これらは近づくときも遠ざかるときも共通です。
観測者が近づくときは、観測者が聞く音の波の進行方向と、観測者の進行方向が反対なので、V=340,vo=−10を代入します。
f'=[{(340−(−10)}/(340−0)]×680
=(350/340)×680
=350×2
=700
近づくときに観測者が聞く音の振動数は700Hzとなります。
遠ざかるときは、観測者が聞く音の波の進行方向と、観測者の進行方向が同じなので、V=340,vo=10を代入します。
f'={(340−10)/(340−0)}×680
=(330/340)×680
=330×2
=660
というわけで、遠ざかるときに観測者が聞く音の振動数は660Hzです。
波動まとめ
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2021年08月25日
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