2021年10月03日

中学数学「2次方程式」x=1±√3を解とする2次方程式をつくる

中学数学「2次方程式」x=1±√3を解とする2次方程式をつくる

■問題

x=1±√3を解とする2次方程式を作りなさい。


解答解説はこのページ下に・・・


基本的な方法の習得におすすめの問題集です。



■解答

まず、2次方程式を解くときは、「●●=0」の形に直して、

★因数分解を試みる。できなければ解の公式に代入する。

という考え方をすればOKですね。

そして、因数分解をした場合、(x−α)(x−β)=0の形になれば、解はx=α,βとなります。

ここまでは2次方程式を解ける人ならみんなわかっていると思います。


今回の問題は、これを活用すればいいのです。

「解がx=1±√3」

なので、(x−α)(x−β)=0のα,βが1±√3だ。というわけですね。

それならば、α,βに1±√3を代入すればOK!

「1±√3」は「1+√3または1−√3」で、α=1+√3,β=1−√3とすれば、

{x−(1+√3)}{x−(1−√3)}=0

ただ単に代入したらこうなりますね。
必要のない中括弧が残ったままなのはは答えとしてはふさわしくないので、書き直すと、

(x−1−√3)(x−1+√3)=0

これで完成です。
ワークや問題集の模範解答には、別の形で答えが書いてあるかも知れませんが、この問題では解答の形式に特に指定はないので、この形で全く問題ありません。

もし、「このままではどうしても嫌!」という人は、単に展開して整理すればOKです。

x^2+(−1+√3)x+(−1−√3)x+(−1−√3)(−1+√3)=0
x^2−2x+1−3=0
x^2−2x−2=0

もちろん、他の解き方も可能ですが、まずはこの解き方を理解した方が応用が利きます。
「オリジナリティ溢れる解き方」を暗記するのではなく、式の意味を正しく理解して、意味の通りに式を立てられるようにしましょう!


◆関連問題
2次方程式x^2+3x−28=0


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ラベル:数学
posted by えま at 20:00| Comment(0) | 中学数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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