高校物理「磁気」平行電流間にはたらく力�@

高校物理「磁気」平行電流間にはたらく力�@

真空中に平行に置いた導線Ａ，Ｂに、Ｉ1[Ａ]，Ｉ2[Ａ]の電流を流す。導線Ａ，Ｂの間隔をｒ[ｍ]，真空の透磁率をμ0[Ｗｂ／(Ａ・ｍ)]として、次の問いに答えよ。

(1) 導線Ａに流れる電流が、導線Ｂの位置につくる磁束密度の大きさＢ1を求めよ。


参考図

　│　　│
　│　　│　↑電流の向き↑
　│　　│
Ａ│　　│Ｂ


共通テスト・センター過去問




電流が流れると、それに伴い、磁場が生じます。
この問題では、その磁場の磁束密度の大きさを聞いています。

直線電流が作る磁場は、Ｈ＝Ｉ／２πｒ[Ａ／ｍ]ですね。

磁場と磁束密度の関係は、Ｂ＝μＨ[Ｔ]です。

これらを組み合わせると、

Ｂ＝μ・Ｉ／２πｒ

ということができます。

この問題では、透磁率はμ0，電流はＩ1，距離はｒなので、求めるＢ1は、

Ｂ1＝μ0・Ｉ1／２πｒ[Ｔ]

となります。


次の問題→導線Ｂの受ける力


◆関連項目
電気・磁気まとめ


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