2021年10月18日

高校物理「磁気」平行電流間にはたらく力A

高校物理「磁気」平行電流間にはたらく力A

真空中に平行に置いた導線A,Bに、I1[A],I2[A]の電流を流す。導線A,Bの間隔をr[m],真空の透磁率をμ0[Wb/(A・m)]として、次の問いに答えよ。

(1) 導線Aに流れる電流が、導線Bの位置につくる磁束密度の大きさB1を求めよ。

(2) 導線B上の長さl[m]の部分が、B1から受ける力の大きさFを求めよ。


参考図

 │  │
 │  │ ↑電流の向き↑
 │  │
A│  │B


この記事では(2)を解説します。


共通テスト・センター過去問



電流が磁場から受ける力の大きさFは、

F=IBl

で求めることができます。
Iは電流、Bは磁束密度、lは導線の長さですね。

(1)より、B1=μ0・I1/2πrです。
Bに流れる電流はI2,導線の長さはlだから、これらを代入して、

F=I2・(μ0・I1/2πr)・l
 =μ0・(I1I2/2πr)・l[N]


平行電流間に働く力の公式

F=μ・(I1I2/2πr)・l

に代入する。と考えてもOKです。


前の問題→磁束密度の大きさ


◆関連項目
磁場磁束・磁束密度
電気・磁気まとめ


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN