2021年10月20日

高校物理「磁気」磁場中の荷電粒子が受ける力と運動A円運動の半径

高校物理「磁気」磁場中の荷電粒子が受ける力と運動A円運動の半径

磁束密度B[T]の一様な磁場中で、質量m[kg],電荷q[C]の荷電粒子が、速さv[m/s]で磁場と垂直に運動しているとするとき、次の問いに答えよ。ただしq>0とする。

(1) この荷電粒子が磁場から受けるローレンツ力の大きさを求めよ。

(2) この荷電粒子がローレンツ力を受けて等速円運動をするとき、その円軌道の半径を求めよ。


この記事では(2)を解説します。


共通テスト・センター過去問



(1)よりローレンツ力の大きさはqvB[N]です。
そして、このローレンツ力受けて等速円運動をしていることもわかっています。つまりローレンツ力が向心力です。

向心力」「等速円運動」と言っているので、普通に等速円運動の向心力の公式を使えばOKです。

F=mrω^2で、ω=v/rですね。
これらを組み合わせれば、ωを消去することができます。つまり、

F=mr・(v/r)^2=mv^2/r

となります。
これがqvBと等しいので、

qvB=mr^2/r

両辺にrをかけてqvBで割れば、

r=mv^2/qvB=mv/qB[m]


次の問題→円運動の周期


◆関連項目
磁場ローレンツ力磁束・磁束密度
電気・磁気まとめ
等速円運動


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN