高校物理「磁気」磁場中の荷電粒子が受ける力と運動A円運動の半径
磁束密度B[T]の一様な磁場中で、質量m[kg],電荷q[C]の荷電粒子が、速さv[m/s]で磁場と垂直に運動しているとするとき、次の問いに答えよ。ただしq>0とする。
(1) この荷電粒子が磁場から受けるローレンツ力の大きさを求めよ。
(2) この荷電粒子がローレンツ力を受けて等速円運動をするとき、その円軌道の半径を求めよ。
この記事では(2)を解説します。
共通テスト・センター過去問
(1)よりローレンツ力の大きさはqvB[N]です。
そして、このローレンツ力受けて等速円運動をしていることもわかっています。つまりローレンツ力が向心力です。
「向心力」「等速円運動」と言っているので、普通に等速円運動の向心力の公式を使えばOKです。
F=mrω^2で、ω=v/rですね。
これらを組み合わせれば、ωを消去することができます。つまり、
F=mr・(v/r)^2=mv^2/r
となります。
これがqvBと等しいので、
qvB=mr^2/r
両辺にrをかけてqvBで割れば、
r=mv^2/qvB=mv/qB[m]
次の問題→円運動の周期
◆関連項目
磁場、ローレンツ力、磁束・磁束密度
電気・磁気まとめ
等速円運動
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2021年10月20日
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