2021年10月24日

高校物理「磁気」長さ0.20mのソレノイド内部の磁場、磁束密度

高校物理「磁気」長さ0.20mのソレノイド内部の磁場、磁束密度

◆問題
長さ0.20mの円筒に、一様に1.0×10^4回巻いたソレノイドがある。このソレノイドに0.40Aの電流を流した。空気の透磁率を4π×10^(-7)N/A2として、ソレノイド内部の@磁場の強さA磁束密度の大きさをそれぞれ求めよ。


解答解説はこのページ下


共通テスト・センター過去問



1mあたりn回巻いたソレノイドに、IAの電流を流したときの内部の磁場の強さは、

H=nI

ですね。
巻き数が多ければ多いほど、電流が大きければ大きいほど磁場も強くなります。

この問題では、0.20mの円筒に1.0×10^4回巻いているので、1mあたりに直すと、

n=(1.0×10^4)÷0.20=5.0×10^4

ですね。
「H=nI」のnは「1mあたりn回」なので、ソレノイドの長さが1mでないときは、1mあたりの巻き数に直す必要があります。


@ソレノイド内部の磁場の強さは、

H=nIにn=5.0×10^4,I=0.40を代入すると、

H=5.0×10^4×0.40
 =2.0×10^4[A/m]

A磁束密度は、B=μHだから、

B=4π×10^(-7)×2.0×10^4
 =8π×10^(-3)

π=3.14とすると、

B=8×3.14×10^(-3)
 =25.12×10^(-3)
 =2.512×10^(-2)

有効数字を2桁とすると、求める磁束密度は、

2.5×10^(-2)[T]

となります。


◆関連項目
磁場磁束・磁束密度
電気・磁気まとめ

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posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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