2021年10月31日

高校物理「交流電流」RLC並列回路@

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抵抗値R[Ω]の抵抗、自己インダクタンスL[H]のコイル、電気容量C[F]のコンデンサーを並列に接続し、V=V0sinωt[V]の交流電源につないだ。次の問いに答えよ。

(1) 抵抗、コイル、コンデンサーそれぞれに流れる電流をtを含む式で表せ。


解答解説はこのページ下


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◆解答解説


抵抗、コイル、コンデンサーを並列につないだ場合の問題です。

並列につないだ場合、それぞれに同じ電圧がかかります。

基本的には「同じ電圧」で良いのですが、交流電流の場合は、コイルやコンデンサーは位相が変わることに注意が必要です。
コイルはπ/2遅れ、コンデンサーはπ/2進みます。なお、抵抗は位相の変化はありません。

V=RIより、I=V/Rにそれぞれ代入していきます。

抵抗:
R=R,V=V0sinωtを代入して、

I=V0sinωt/R
 =(V0/R)sinωt[A]


コイル:
R=ωL,V=V0sin(ωt−π/2)を代入して、

I=V0sin(ωt−π/2)/ωL

さらに、三角関数の公式を使って、sin(ωt−π/2)=−cosωtとすると、

I=−V0cosωt/ωL
 =−(V0/ωL)cosωt[A]


コンデンサー:
R=1/ωC,V=V0sin(ωt+π/2)を代入して、

I=V0sin(ωt+π/2)/(1/ωC)
 =ωC・V0sin(ωt+π/2)

これも三角関数の公式を使って、sin(ωt+π/2)=cosωtとすると、

 =ωC・V0cosωt[A]


次の問題→電源を流れる電流


◆関連項目
コンデンサー
電気・磁気まとめ


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posted by えま at 20:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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