2021年11月05日

高校数学(用語)「合成関数の微分」

高校数学(用語)「合成関数の微分」

★合成関数の微分法(chain rule of differentiation)

詳しい説明は、お手元の教科書や参考書を見てもらうとして、ここでは「y=(ax+b)の微分」を例に、実際にやってみたいと思います。

y=(ax+b)はそのままではちょっとややこしいので、ax+b=tとおいてみます。
すると、y=tと書き換えることができます。

これを微分すると、y'=ntn−1ですね。

あとはtをax+bに戻して完成!・・・ではありません。

この時点ではtの式を微分したので、dy/dt=ntn−1です。dy/dxではありません。

y=(ax+b)の微分は、dy/dxですね。

dy/dtを使うと、dy/dx=(dy/dt)・(dt/dx)と表すこともできます。

つまり、dy/dxは、dy/dtとdt/dxの積になります。

dt/dx=(ax+b)'=aなので、

dy/dx=ntn−1・a

ここでt=ax+bに戻せば、

dy/dt=an(ax+b)n−1

というわけで、y=(ax+b)の微分が完成しました。


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◆関連項目
微分積分(数学3)まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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