★合成関数の微分法(chain rule of differentiation)
詳しい説明は、お手元の教科書や参考書を見てもらうとして、ここでは「y=(ax+b)nの微分」を例に、実際にやってみたいと思います。
y=(ax+b)nはそのままではちょっとややこしいので、ax+b=tとおいてみます。
すると、y=tnと書き換えることができます。
これを微分すると、y'=ntn−1ですね。
あとはtをax+bに戻して完成!・・・ではありません。
この時点ではtの式を微分したので、dy/dt=ntn−1です。dy/dxではありません。
y=(ax+b)nの微分は、dy/dxですね。
dy/dtを使うと、dy/dx=(dy/dt)・(dt/dx)と表すこともできます。
つまり、dy/dxは、dy/dtとdt/dxの積になります。
dt/dx=(ax+b)'=aなので、
dy/dx=ntn−1・a
ここでt=ax+bに戻せば、
dy/dt=an(ax+b)n−1
というわけで、y=(ax+b)nの微分が完成しました。
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◆関連項目
微分積分(数学3)まとめ
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プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
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ラベル:数学