2021年11月16日

高校数学「2次不等式」x^2−6x+k<0の整数解

高校数学「2次不等式」x2−6x+k<0の整数解

■ 問題

2−6x+k<0の整数解が3だけであるようなkの値の範囲を求めよ。


解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

この問題に限らず、2次不等式の問題は、グラフを使って考えます。

2−6x+k<0の解は、y=x2−6x+kのグラフがx軸より下を通る範囲を表します。

「整数解が3だけ」になるためには、この「x軸より下」の範囲に3だけが入ればOKというわけです。

そして、y=x2−6x+kのグラフは下に凸なので、「x軸より下」の範囲に3だけが入るためには、2と3の間と3と4の間でx軸と交わればいい。ということができます。


f(x)=x2−6x+kとすると、

2と3の間でx軸と交わるならば、f(2)>0,f(3)<0ですね。
さらに、3と4の間でx軸と交わるならば、f(3)<0,f(4)>0です。

これらを全て満たす範囲が求めるkの範囲です。
計算してみましょう!

f(2)=22−6×2+k
  =4−12+k
  =−8+K>0
      k>8

f(3)=32−6×3+k
  =9−18+k
  =−9+k<0
      k<9

f(4)=42−6×4+k
  =16−24+k
  =−8+k>0
      k>8

これらの共通範囲は、8<k<9


◆関連項目
2次不等式3x−2x^2<6
2次関数まとめ


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ラベル:数学
posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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