高校物理(用語)「浮力」
★浮力(buoyancy)
流体中の物体が、流体から鉛直上向きに透ける力を浮力という。
「浮力の大きさは、物体が押しのけた流体の重さに等しい」という見方をすることができ、これをアルキメデスの原理といいます。
流体を水とすると、水中の物体は、その深さに応じて周囲から水圧を受けます。
水中にある物体は、その位置より上にある水の重さの分(+大気圧)の水圧がかかります。
例えば直方形の物体を、水面に対して平行な向きを保ったまま沈めていくと、左右の水圧はちょうとどつり合い、上下の水圧は下から上に向かう方が多くなります。この差が「浮力」となります。
水中のある面が受ける力は、「水圧×面積」で、水圧はそれより上にある水の重さ(+大気圧)です。
浮力を求めるには、水圧を受ける面積にその深さを掛けて、上下の差を求めるので「面積×高さ」となり、大気圧も上下でプラスマイナスゼロとなってしまうので、結局その物体の体積と等しい水の重力になる。というわけです。
だから、浮力をF,水の密度をρ,物体の体積をV,重力加速度をgとすると、
F=ρVg
の式が成り立ちます。
◆ 関連項目
圧力、力〜エネルギーまとめ
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2021年11月19日
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