2021年12月09日

高校物理「波動」凹面鏡による像@

高校物理「波動」凹面鏡による像@

◆問題

焦点距離10cmの凹面鏡の前方xcmの光軸上に、大きさ6.0cmの物体を置いた。凹面鏡による物体の像の位置と大きさを求めよ。

(1) x=30のとき


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◆解説

球面鏡の場合もレンズの式と同じ形の式が成り立ちます。
つまり

1/a+1/b=1/f,m=|b/a|

ですね。
aは物体から鏡までの距離、bは鏡から像までの距離、fは焦点距離です。

この問題では、f=10,a=30ですね。

1/30+1/b=1/10

両辺に30bをかけて方程式を解きます。

b+30=3b
b−3b=−30
 −2b=−30
   b=15

m=15/30=1/2

よって、凹面鏡の前方15cmの位置に倍率1/2つまり6.0×1/2=3.0cmの像ができる。
ことがわかります。

ちなみに、b=15>0だから、この像は倒立の実像です。


次の問題→x=5.0のとき


◆関連項目
レンズの式焦点距離12cmの凸レンズの場合
波動まとめ


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posted by えま at 17:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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