高校物理「熱力学」銅線の線膨張率
◆問題
0℃のときの長さが10mの銅線がある。この銅線の温度を20℃に上昇させたところ、長さが1.0cm伸びた。銅の線膨張率はいくらか。
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◆解説
線膨張率とは温度変化に伴って物体が伸びる割合を表す値です。
線膨張率をα,ある物体の0℃における長さをl0,t℃における長さをlとすると、
l=l0(1+αt)
という式が成り立ちます。
今回の問題では、「20℃上昇したとき、1.0cm=0.01m延びた」という設定になっています。
つまり、t=20,l0=10だからl=10.01です。
これらを代入すると、
10.01=10(1+α×20)
これをαについて解いていきます。
両辺を入れ替えて10で割ると、
1+20α=10.01/10
20α=10.01/10−10/10
20α=0.01/10
α=0.01/200=0.50×10^(-4)
α=5.0×10^(-5)/K
◆関連項目
線膨張率、熱力学まとめ
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2022年01月23日
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