2022年01月23日

高校物理「熱力学」銅線の線膨張率

高校物理「熱力学」銅線の線膨張率

◆問題

0℃のときの長さが10mの銅線がある。この銅線の温度を20℃に上昇させたところ、長さが1.0cm伸びた。銅の線膨張率はいくらか。


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◆解説

線膨張率とは温度変化に伴って物体が伸びる割合を表す値です。

線膨張率をα,ある物体の0℃における長さをl0,t℃における長さをlとすると、

l=l0(1+αt)

という式が成り立ちます。

今回の問題では、「20℃上昇したとき、1.0cm=0.01m延びた」という設定になっています。
つまり、t=20,l0=10だからl=10.01です。
これらを代入すると、

10.01=10(1+α×20)

これをαについて解いていきます。
両辺を入れ替えて10で割ると、

1+20α=10.01/10
  20α=10.01/10−10/10
  20α=0.01/10
    α=0.01/200=0.50×10^(-4)

α=5.0×10^(-5)/K


◆関連項目
線膨張率熱力学まとめ


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posted by えま at 22:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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