2022年02月02日

高校化学「有機物」パルミチン酸とリノール酸からなる油脂A

高校化学「有機物」パルミチン酸とリノール酸からなる油脂A

■問題

構成脂肪酸がパルミチン酸C15H31COOHおよびリノール酸C17H31COOHのみである油脂がある。この油脂の構成脂肪酸の比は、パルミチン酸1.0molに対してリノール酸1.5molである。C=12,H=1,O=16として、次の問いに答えよ。

(1) この油脂の平均分子量を整数値で求めよ。

(2) この油脂100gをけん化するために必要な水酸化ナトリウムの質量を求めよ。ただし、Na=23とする。


この記事では(2)を解説します。


共通テスト・センター過去問




■解答

(1)から、この油脂の平均分子量は849であることがわかりました。
つまり、この油脂1molの質量は849gです。

この油脂100gについて考えるので、まずはこの油脂100gは何molかを求めます。

100/849[mol]

ですね。

けん化とは油脂が強塩基と反応して、脂肪酸の塩とグリセリンを生じる反応です。

油脂1分子に脂肪酸3分子が結合しているので、油脂の3倍の物質量の脂肪酸の塩を生じます。
つまり、

3×100/849=100/283[mol]

の脂肪酸の塩が生じる。ということは、水酸化ナトリウムも100/283[mol]必要。とわかります。

NaOH=23+16+1=40だから、求める水酸化ナトリウムの質量は、

100/283×40=4000/283=14.1…

有効数字を2桁とすれば、14g


次の問題→ヨウ素を付加するとき


◆関連項目
脂肪族炭化水素

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 21:00| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN