2022年02月13日

高校物理「熱力学」「定圧変化」27℃の気体の体積を2倍にしたとき@

高校物理「熱力学」「定圧変化」27℃の気体の体積を2倍にしたとき@

◆問題

温度27℃の単原子分子からなる理想気体が1.0molある。気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。

(1) この気体の圧力を一定に保ち、体積を2倍にしたとき、気体の温度は何℃になったか求めよ。


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◆解説

圧力を一定に保ったまま体積を変化させると、気体の温度が変化します。
気体の圧力・体積・温度の関係を表す法則は、ボイルシャルルの法則ですね。

P1V1/T1=P2V2/T2

一定の物質量の気体は、PV/Tの値が一定である。という法則です。

この問題では、27℃の気体を圧力一定のまま体積を2倍にしたので、T1=27+273=300,P2=P1,V2=2・V1を代入して、

P1V1/300=P1・2・V1/T2

両辺のP1,V1を消して、

1/300=2/T2
 1×T2=2×300
   T2=600

「何℃になったか?」なので、摂氏に直して、

600−273=327℃


次の問題→気体の内部エネルギーの増加量,気体が得た熱量


◆関連項目
定圧変化気体定数
熱力学まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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