2022年02月14日

高校物理「熱力学」「定圧変化」27℃の気体の体積を2倍にしたときA

高校物理「熱力学」「定圧変化」27℃の気体の体積を2倍にしたときA

◆問題

温度27℃の単原子分子からなる理想気体が1.0molある。気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。

(1) この気体の圧力を一定に保ち、体積を2倍にしたとき、気体の温度は何℃になったか求めよ。

(2) (1)のとき、気体の内部エネルギーの増加量と気体が得た熱量をそれぞれ求めよ。


この記事では(2)を解説します。


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◆解説

単原子分子からなる理想気体の内部エネルギーの増加量ΔUは、

ΔU=(3/2)nRΔT

で求めることができます。

(1)より、この気体は27℃から327℃まで上がったので、温度上昇ΔT=300Kですね。
問題文から、物質量n=1.0,気体定数R=8.3です。

これらを代入して計算すれば、ΔUがわかります。

ΔU=(3/2)・1.0・8.3・300
 =450×8.3
 =3735

有効数字を2桁とすれば、3.7×10^3J


単原子分子からなる理想気体が得た熱量は、

Q=nCpΔT=(5/2)nRΔT

で求めることができます。n=1.0,R=8.3,ΔT=300を代入すると、

Q=(5/2)・1.0・8.3・300
 =750×8.3
 =6225

有効数字を2桁とすれば、6.2×10^3J


次の問題→気体が外部にした仕事


◆関連項目
定圧変化気体定数有効数字
熱力学まとめ


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posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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