高校物理「熱力学」「定圧変化」27℃の気体の体積を2倍にしたときA
◆問題
温度27℃の単原子分子からなる理想気体が1.0molある。気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。
(1) この気体の圧力を一定に保ち、体積を2倍にしたとき、気体の温度は何℃になったか求めよ。
(2) (1)のとき、気体の内部エネルギーの増加量と気体が得た熱量をそれぞれ求めよ。
この記事では(2)を解説します。
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◆解説
単原子分子からなる理想気体の内部エネルギーの増加量ΔUは、
ΔU=(3/2)nRΔT
で求めることができます。
(1)より、この気体は27℃から327℃まで上がったので、温度上昇ΔT=300Kですね。
問題文から、物質量n=1.0,気体定数R=8.3です。
これらを代入して計算すれば、ΔUがわかります。
ΔU=(3/2)・1.0・8.3・300
=450×8.3
=3735
有効数字を2桁とすれば、3.7×10^3J
単原子分子からなる理想気体が得た熱量は、
Q=nCpΔT=(5/2)nRΔT
で求めることができます。n=1.0,R=8.3,ΔT=300を代入すると、
Q=(5/2)・1.0・8.3・300
=750×8.3
=6225
有効数字を2桁とすれば、6.2×10^3J
次の問題→気体が外部にした仕事
◆関連項目
定圧変化、気体定数、有効数字
熱力学まとめ
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2022年02月14日
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