2022年04月28日

高校化学「高分子化合物」グリシンとフェニルアラニンからなるジペプチドの異性体

高校化学「高分子化合物」グリシンとフェニルアラニンからなるジペプチドの異性体

■問題

グリシンとフェニルアラニンからなるジペプチドについて、考えられる構造式を全て答えよ。ただし、鏡像異性体は考慮しなくてよい。


大学受験を見据えた日々の学習におすすめの問題集です。

化学の良問問題集[化学基礎・化学]


■解答

グリシンは「H−CH(NH2)−COOH」、フェニルアラニンは「C6H5−CH2−CH(NH2)−COOH」で表されます。

ペプチドは、−COOHと−NH2の脱水縮合により生じます。
だから、ペプチドの異性体を考えるときは、−COOHと−NH2の組み合わせ方を考えれば良いですね。

これらのアミノ酸からなるジペプチドは、

@グリシンの−COOHとフェニルアラニンの−NH2からの脱水
Aグリシンの−NH2とフェニルアラニンの−COOHからの脱水

の2パターンが考えられます。

構造式は以下のようになります。

@
             C6H5
             |
    H        CH2
    |        |
H2N−CH−CO−NH−CH−COOH


A
    C6H5
    |
    CH2      H
    |        |
H2N−CH−CO−NH−CH−COOH


txtで記述しているため、フォントによっては線の位置がずれると思いますが、もとのグリシンとフェニルアラニンの示性式と見比べて、どこに何がついているか把握してください。


◆関連項目
アミノ酸グリシン
高分子化合物


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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