2022年05月06日

高校物理「等速円運動」円錐容器内を周回する物体の運動A

高校物理「等速円運動」円錐容器内を周回する物体の運動A

◆問題

内面がなめらかな円錐形容器が、中心軸が鉛直方向と一致するように、頂点を下にして固定されている。この円錐の頂点を原点とし、鉛直上向きにz軸をとると、z軸と円錐面とのなす角はθとなる。この円錐形容器の内側の点Aから、面に沿って水平方向に質量mの小球を速さv0で打ち出したところ、小球は一定の高さを保ったまま等速円運動をした。重力加速度の大きさをg,点Aのz座標をzAとして次の問いに答えよ。

(1) 小球がこの円錐容器の面から受ける垂直抗力Nの大きさをm,g,θで表せ。

(2) 等速円運動の向心力Fの大きさをm,g,θで表せ。


この記事では(2)を解説します。


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、学校の授業の補習、定期テスト対策はもちろん、「大学入試共通テスト」など大学受験の対策授業も行っています。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


◆解説

等速円運動の向心力は、円の中心に向かってはたらきます。
円の中心方向の力は、垂直抗力の水平方向の分力ですね。
だから、斜辺がNの直角三角形を考えて、水平方向の力を表せばOK!というわけです。

斜辺がN,左下がθ,右下が直角の三角形を考えると、横がFになります。
よって、

F=Ncosθ

(1)よりN=mg/sinθだから、

F=(mg/sinθ)・cosθ

三角比の相互関係より、tanθ=sinθ/cosθなので、cosθ/sinθ=tanθ
よって、

F=mg/tanθ


次の問題→v0を求める


◆関連問題
振り子の円運動

◆関連項目
等速円運動角速度周期、振動数向心力
円運動まとめ


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN