2022年05月26日

高校物理「万有引力」木星の公転周期

高校物理「万有引力」木星の公転周期

◆問題

木星と地球は太陽を中心とする円軌道を周回し、木星の円軌道の半径は地球の5.2倍であるとき、木星の公転周期を求めよ。ただし、地球の公転周期は1年、√(5.2)=2.28とする。


解答解説はこのページ下


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◆解説

惑星の公転周期について考えるときは、ケプラーの第3法則を使います。

T^2/r^3=k

惑星の公転周期の2乗と、楕円軌道の半長軸の3乗の比は一定である。という意味です。
今回の問題では、円軌道とみなすので、周期の2乗と半径の3乗の比は一定です。
つまり、地球でも木星でも、T^2/r^3の値は変わらない。というわけです。

地球の公転軌道の半径をrとすると、木星の公転軌道の半径は5.2rですね。
だから、

T^2/(5.2r)^3=1^2/r^3

このような等式が成り立ちます。
両辺のrを消去して計算していくと、

T^2/(5.2)^3=1
T^2=(5.2)^3
 T=√(5.2)^3
 T=5.2√(5.2)
 T=5.2×2.28=11.856

有効数字を2桁とすれば、12年


◆関連項目
ケプラーの法則
円運動・単振動・万有引力まとめ


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posted by えま at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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