日本史「平城京の時代」民衆と土地政策A
◆問題
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政府は口分田の不足をおぎない、税の増収を図るため、722年に百万町歩の開墾計画を立て、723年には(@)を施行した。743年には(A)を発し、開墾した田地の私有を保障した。これを受けて東大寺などの大寺院は、国司や郡司の協力のもとに、付近の農民や浮浪人らを使用して灌漑施設をつくり、大規模な開墾を行った。こうしてできた農地を(B)という。
農民には裕福になるものと貧困化するものが現れた。口分田を捨てて他国に浮浪したり、都の造営工事現場から逃亡して地方豪族などのもとに身を寄せるものも増えた。有力農民の中にも、(C)となる者や貴族の従者となって税負担を逃れるものもいた。8世紀の末には調・庸の品質の悪化や滞納が多くなり、兵士の弱体化も進んで、国家の財政や軍制にも影響が出るようになった。
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日本史用語集 改訂版 A・B共用
@三世一身法、A墾田永年私財法、B初期荘園、C私度僧
政府は口分田の不足をおぎない、税の増収を図るため、722年に百万町歩の開墾計画を立て、723年には三世一身法を施行した。743年には墾田永年私財法を発し、開墾した田地の私有を保障した。これを受けて東大寺などの大寺院は、国司や郡司の協力のもとに、付近の農民や浮浪人らを使用して灌漑施設をつくり、大規模な開墾を行った。こうしてできた農地を初期荘園という。
農民には裕福になるものと貧困化するものが現れた。口分田を捨てて他国に浮浪したり、都の造営工事現場から逃亡して地方豪族などのもとに身を寄せるものも増えた。有力農民の中にも、私度僧となる者や貴族の従者となって税負担を逃れるものもいた。8世紀の末には調・庸の品質の悪化や滞納が多くなり、兵士の弱体化も進んで、国家の財政や軍制にも影響が出るようになった。
前の問題→民衆と土地政策@
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原始・古代まとめ
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2022年05月30日
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