■ 問題
∫sin5x・cos2xdxの不定積分を求めよ。
三角関数の積分をするときは、まずは式の変形をすることが多いです。
解答解説はこのページ下です。
■ 解答解説
三角関数の相互関係の公式を使うと、サインはコサインに、コサインはサインに変えることができますね。
sin2x+cos2x=1だから、
sin2x=1−cos2x
cos2x=1−sin2x
ですね。
これを使って、サインかコサインに統一すると計算しやすくなります。
そして、t=cosxとすると、dt/dx=−sinxだから、dt=−sinx・dxです。
つまり、置換積分法を使うときに、−sinx・dxというかたまりをdtに置き換える。という前提で式の変形を考えていくとよいです。
sin5x・cos2x
=sin4x・sinx・cos2x
=(1−cos2x)2・sinx・cos2x
ここでcosx=tとすると、
=(1−t2)2・t2・sinx
だから与式は次のように変形できます。
∫(1−t2)2・t2・sinxdx
−sinxdx=dtだから、
=−∫(1−t2)2・t2dt
=−∫(1−2t2+t4)t2dt
=−∫(t2−2t4+t6)dt
あとは普通に定積分して、tを戻すと、
=−(1/3)t3+(2/5)t5−(1/7)t7+C
=−(1/3)cos3x+(2/5)cos5−(1/7)cos7x+C
◆関連項目
不定積分
微分積分(数学3)まとめ
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ラベル:数学