高校物理(用語)「力のモーメント」

高校物理(用語)「力のモーメント」

★力のモーメント(moment of force)

・物体を回転させる能力を表す量を力のモーメントという。
・力のモーメントの値は、通常は左回りを正、右回りを負とする。


加える力が大きいと力のモーメントは大きくなり、力を加える場所(作用点)が回転軸(支点)から遠いほど力のモーメントを大きくなります。
てこの原理、シーソーなどを思い出してもらうと良いと思います。

ある点Ｐのまわりの力のモーメントをＭ，点Ｐを中心とする回転半径(「うで」の長さ)をｒ，「うで」に対して垂直に加える力をＦとすると、「Ｍ＝Ｆｒ」の関係になります。

ちなみに、物体が静止しているときは、物体にはたらく力がつり合っていて、力のモーメントもゼロになります。


◆　関連項目
力のモーメントの基本的な考え方、重心
力積・運動量等まとめ、力〜エネルギーまとめ


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