2022年07月16日

高校数学「積分」y=x,y=−x^2+4xで囲まれた図形の回転体の体積

高校数学「積分」y=x,y=−x2+4xで囲まれた図形の回転体の体積

■ 問題

次の直線と曲線とで囲まれた図形をx軸のまわりに回転してできる立体の体積Vを求めよ。

y=x,y=−x2+4x


解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

まずは2つの関数の交点を求めます。

−x2+4x=x
−x2+3x=0
x(x−3)=0
よって、x=0,3

2次関数と直線で囲まれた図形の回転体なので、それらの間となるためには、「上の関数の回転体」から「下の関数の回転体」を差し引く。というイメージです。
つまり、求める体積Vは、

V=π∫[0〜3](−x2+4x)2dx−π∫[0〜3]x2dx

これを計算することで求められます。
積分の区間が共通なので、ひとつにまとめて、

 =π∫[0〜3]{(−x2+4x)2−x2}dx
 =π∫[0〜3](x4−8x3+16x2−x2)dx
 =π∫[0〜3](x4−8x3+15x2)dx

あとは普通に定積分を計算します。

 =π[(1/5)x5−2x4+5x3][0〜3]
 =π(1/5)・35−2・34+5・33)
 =27π(9/5−6+5)
 =27π×(9−30+25)/5
 =27π×4/5
 =(108/5)π


◆関連項目
体積の求め方
微分積分(数学3)まとめ


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN