■ 問題
次の直線と曲線とで囲まれた図形をx軸のまわりに回転してできる立体の体積Vを求めよ。
y=x,y=−x2+4x
解答解説はこのページ下です。
■ 解答解説
まずは2つの関数の交点を求めます。
−x2+4x=x
−x2+3x=0
x(x−3)=0
よって、x=0,3
2次関数と直線で囲まれた図形の回転体なので、それらの間となるためには、「上の関数の回転体」から「下の関数の回転体」を差し引く。というイメージです。
つまり、求める体積Vは、
V=π∫[0〜3](−x2+4x)2dx−π∫[0〜3]x2dx
これを計算することで求められます。
積分の区間が共通なので、ひとつにまとめて、
=π∫[0〜3]{(−x2+4x)2−x2}dx
=π∫[0〜3](x4−8x3+16x2−x2)dx
=π∫[0〜3](x4−8x3+15x2)dx
あとは普通に定積分を計算します。
=π[(1/5)x5−2x4+5x3][0〜3]
=π(1/5)・35−2・34+5・33)
=27π(9/5−6+5)
=27π×(9−30+25)/5
=27π×4/5
=(108/5)π
◆関連項目
体積の求め方
微分積分(数学3)まとめ
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ラベル:数学