2022年08月23日

高校物理「力学」「万有引力」地表からの高度Rの円軌道をまわる人工衛星@

高校物理「力学」「万有引力」地表からの高度Rの円軌道をまわる人工衛星@

地球の半径をR,地表での重力加速度をgとする。地表からの高度Rの円軌道をまわっている質量mの人工衛星について、次の問いに答えよ。

(1) 人工衛星の速さを求めよ。


解き方の習得におすすめの問題集です。




人工衛星の軌道は円軌道と考えられるので、円運動の公式が使えます。

v=rω
F=mrω^2=m(v^2/r)

さらに、円運動の向心力は、万有引力であると考えられるので、万有引力の公式も使えるはずです。

F=G(m1m2/r^2)

ですね。
今回の問題では、人工衛星の質量はmで、人工衛星は地表からRの高さを周回しているので、回転半径は2Rとなります。
つまり、r=2Rですね。

円運動の向心力と万有引力が等しいから、地球の質量をMとすると

m(v2/2R)=GMm/(2R)2

という式が成り立ちます。
速さを聞いているので、vについて解くと、

2=GM/2R
よって、v=√(GM/2R)

問題文ではG,Mは与えられていないので、消去することを考えます。

一般に、重力W=mgであり、W=GMm/R2だから、mg=GMm/R2です。
これをさらに変形すると、GM=gR2が得られます。
先ほどのv=√(GM/2R)に代入すると、

v=√(gR2/2R)
 =√(gR/2)


次の問題→人工衛星の力学的エネルギー


◆関連項目
地球の公転
円運動・万有引力まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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