2022年09月28日

高校物理「波動」2個のスピーカーから出る音の干渉A

高校物理「波動」2個のスピーカーから出る音の干渉A

◆問題

2個のスピーカーA,Bから同じ振動数で同位相の音を発生させる。これらA,Bを点Oから東西にそれぞれ1.5mの位置に設置し、点Oの北4.0mの位置の床の上に、直線ABと平行に白線CDを引き、CDで点Oの真北の点をPとする。白線CD上を移動するマイクで、A,Bから届く音を観測すると、音が大きく聞こえるところと小さく聞こえるところがあった。
マイクが点Pにあるときは音が大きく聞こえ、点Pから東に移動するといったん音は小さくなり、そのまま1.5m移動した点Qで音は再び大きく聞こえたとするとき、次の問いに答えよ。

(1) スピーカーから出る音の波長を求めよ。

(2) 気温が15℃のとき、音の振動数を求めよ。


参考図
     P  Q
C―――――――――D



  ▼――O――▼
  A     B


この記事では(2)を解説します。


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◆解説

(1)より、スピーカーから出る音の波長は1.0mであることがわかりました。

音の波長λ、振動数f,速さvの間には、

v=fλ

の関係があります。

波長はわかったので、音の速さがわかれば音の振動数がわかります。

音速Vは、V=331.5+0.6tで求められるので、t=15を代入すると、

V=331.5+0.6×15
 =331.5+9
 =340.5

v=340.5,λ=1.0をv=fλに代入して、

340.5=f×1.0
    f=340.5

有効数字を2桁とすれば、f=3.4×102Hz


この問題の最初に戻る→(1) スピーカーから出る音の波長


◆関連項目
波長周期、振動数
波動まとめ


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