2022年10月04日

高校数学「微分積分」速度と道のり@

高校数学「微分積分」速度と道のり@

■ 問題

x軸上を加速度2で運動する物体がある。時刻t=0における速度を−2,そのときの座標をx=0とするとき、次の問いに答えよ。

(1) t1秒後の速度v(t1)を求めよ。


解答解説はこのページ下です。





■ 解答解説

物理の公式を使って式を表すこともできますが、数学の微分積分の単元の問題として解いてみましょう。

加速度、速度、道のりは、微分積分の関係になっています。
「加速度を積分すると速度になる」と理解しておくと、この問題で使われる公式を無理矢理暗記しなくても解けるようになります。

時刻t=aからt=bの物体の運動について、速さをv,加速度をαとすると、

v(b)−v(a)=∫[a〜b]α(t)dt

つまり、「時刻aからbまでの速度の変化量は、加速度の定積分」という意味です。

今回の問題では、t=0からt=t1の運動について考えます。
t=0のときの速度は−2,加速度は2だから、

v(t1)−(−2)=∫[0〜t1]2dt

このような式が成り立ちます。
あとはこれをv(t1)について解いていきます。

v(t1)=[2t][0〜t1]−2
   =2t1−0−2
   =2t1−2


次の問題→t1秒後の位置


◆関連項目
微分積分(数学3)まとめ
物理…速度、速さ加速度


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ラベル:数学
posted by えま at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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